シニア像の変化と新たなニーズ
日本の高齢化はますます進行し、団塊の世代を中心としたシニア層は、従来の「支援される側」から、「自分らしく生きることを望む世代」へと変化しています。
誰かに任せるのではなく、
できることは自分でやりたい。
趣味や学び、仕事を通して社会と関わり続けたい。
その想いは、高齢期を生きるうえでの自然な願いであり、新たな社会課題でもあります。
私たちが目指す社会像
どんな世代も、どんな状態でも、自分らしく、いきいきと暮らせる社会へ。
私たちは、身体機能が徐々に衰えていっても、誰もが「最期まで自分らしく」生きていける社会を目指しています。
高齢化が進む今、日本の社会には新しい支え方と新しい役割が求められています。
従来の“介護を受ける対象”という枠にとどまらず、住まいや産業、テクノロジー、エンタメ、安全・安心、金融、接客など、あらゆる領域が連携し、世代を超えて支え合う社会を構築していく必要があります。
このビジョンの中心には、「ジェネレーション軸」「産業軸」「機能衰退軸」の3つの視点があります。
- ジェネレーション軸: 団塊前・団塊世代・団塊後…それぞれの価値観やライフスタイルを尊重
- 産業軸: 医療・福祉だけでなく、住宅、IT、金融、食品、エンタメなど幅広い産業との連携
- 機能衰退軸: 活動的生活支援 → 自立支援 → 要介護支援 → 終活・看取りまでを連続的にサポート
私たちインディペンデント・ジェネレーション・プランナー協会は、これらの視点をもとに、「世代」「産業」「支援レベル」を横断して人と社会をつなぐ人材=IGP(インディペンデント・ジェネレーション・プランナー)を育成しています。
高齢者が受け身になるのではなく、最期まで地域や社会の中で役割を持ち、自立した生活を楽しめる社会へ。
それが私たちの描く未来です。
インディペンデント・ジェネレーションという考え方
こうした自立志向の高い高齢者を、私たちは「インディペンデント・ジェネレーション」と呼びます。
音楽を楽しみながら食事をし、旅行や趣味を通して日々を豊かに過ごす。
そんな暮らしを実現するには、医療・介護・マーケティングなどの分野を横断した支援が必要です。
それを担うのが「インディペンデント・ジェネレーション・プランナー(IGP)」です。
目指す社会と担う人材
私たちが目指すのは、年齢にかかわらず、誰もが自分らしく生きられる社会です。
その実現には、現場の声を理解しながら、企業や地域とつなぐ横断的な人材の存在が欠かせません。
インディペンデント・ジェネレーション・プランナーは、
シニアのニーズを形にし、医療・産業の連携を促す「橋渡し役」として、
これからの高齢社会を支えていきます。